26:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage saga]
2011/12/23(金) 02:38:34.01 ID:c4Axoe8J0
試着室の中では、ライトブルーのキャミソールを試着したマミが、鏡を前に考え込んでいた。
(ううん……デザインは、とても素敵だと思ったのだけれど)
(私には似合わないのかしら……。人が着ているのを見たらきっと綺麗だと思うのに、自分だと何だか気後れしてちゃってダメだ)
(それに……やっぱりこの胸元はあんまりよね。いくら何でも大胆すぎるもの)
「いいんじゃないかな、マミ」
いきなり後ろからキュゥベえに声をかけられて、マミは危うく叫び声をあげるところだった。
「……キュゥベえ!いきなり入ってこないでよ!」
マミがテレパシーでそう伝えると、キュゥベえはまた不思議そうな顔をした。
「どうしてだい?入っていかなきゃ、君がどんな格好をしているか分からないじゃないか」
「だからって、いきなり女の子の着替えを覗くなんてマナー違反よ」
「君たちのマナーはよく知らないけれど、そもそもつき合って欲しいと言ったのは君のほうだろ?」
「そ、それはそうだけど」
「その衣服はなかなかいい選択だと思うよ、マミ」
「……そ、そうかしら?」
腹を立てていたことを忘れてマミが思わずそう聞き返すと、キュゥベえは言った。
「そうとも。気温や湿度が高くなりがちなこの国の風土によく適しているし、肩関節を覆うものがないからとても動きやすそうだ。難をあげるとすれば物理的な耐久力に乏しい点だけど、まあ君たち魔法少女は戦闘に際しては変身するわけで……」
マミは大きくため息をついた。
「はぁ」
またしてもキュゥベえは怪訝な様子をして言う。
「一体なんだというんだい、マミ。僕はこうして肯定的な見解を述べているのに、何が気に入らないのかな」
「いえ、何でもないわ。無理を言って付き合わせた私が悪いんだものね……」
疲れはてた様子でマミはそう言うと、キュゥベえを試着室から追い出すのだった。
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