52:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage saga]
2011/12/23(金) 03:10:05.59 ID:c4Axoe8J0
救急車の周りには、野次馬たちが群がっている。
その中には、通学途中の見滝原中学の生徒も何人か混じっていた。
「はい、担架通りますから下がってー」
救急隊員の声に、人垣が崩れる。
マミはその隙間に潜り込むと、ビルの入り口の方を覗き込んだ。
ちょうど、誰かを乗せた担架が運ばれてくるところだった。
「ねえ、あの子、屋上で手首切ってたらしいよ」
「え?それって……またなの?」
周りの生徒たちがそんなことを口々に噂するのを聞いて、マミは鼓動が速くなるのを感じた。
(まさか……?いえ、あの魔女はもう……)
「はい、下がってくださいー」
救急隊員に担がれた担架が、マミの目の前を通りすぎる。
その瞬間、マミは自分の楽観的な見方がやはり誤りであったことを知った。
救急車の中に消えていったのは、昨日マミの手を振りほどいて夕暮れの街に消えていった少女―Mだった。
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