過去ログ - マミ「杏子……」
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71:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage saga]
2011/12/23(金) 03:36:32.11 ID:c4Axoe8J0
「……ねえ、キュゥべえ」

 やがてマミは口を開いた。

「教えて欲しいの。魔女は……魔女は、いったいどうやって生まれるのか」

「心当たりが、あるんだね?」

 マミの目をのぞき込むようにして、キュゥべえは言った。

「聞かせてごらん、マミ。僕が答えを示してあげられるかも知れない」

 キュゥべえの視線から逃れるようにマミは目を閉じ、そして話し始めた。

 夕方、病院で少女から聞き出したこと。

 あきとマミの関係。

 そして、あきがこの2ヶ月見滝原病院に入院していることも。

「なるほど……。とても興味深い話だね」

 話を聞き終えたキュゥべえは言った。

「君のその友達は、昨日の事件以外の被害者すべてと面識がある。ちょうど事件が起こり始めたころから、見滝原病院に入院している。付け加えると、そこは魔女の本拠地と思しき場所でもある。そして、被害者たちはなぜか左手に刃物を持って自分の右手首を傷つけているわけだが―」

「あきは、左利き」

 マミはキュゥべえの言葉を引き取った。

「ねえ、あなたはどう思うのかしら。どれも断片的な事実ではあるけれど、あきと今回の魔女との関わりを示しているようにしか、私には思えない。あの子が生み出した呪いが、こんな……」

 だが、キュゥべえの答えはマミにとって意外なものだった。



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