過去ログ - 一方通行「超次元サッカーだァ?」
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968: ◆phLlq2zEWI[saga]
2012/04/23(月) 20:01:24.62 ID:G4xaMj2/0
「……あァ、どォいう意図か知らねェが食い逃げしやがったンだよあのクソ野郎は……!」
自身の純白の髪を乱雑に掻いて、一方通行は地面に落ちたカチューシャに視線を向けながら事情を簡単に説明する。
969: ◆phLlq2zEWI[saga]
2012/04/23(月) 20:02:39.39 ID:G4xaMj2/0
この店は『骨董屋』と呼ばれる世界各地の料理を扱う総合料理店である。
元は取り壊される予定だった廃屋を改装して完成したこの店は、根本的な部分での耐久性は限りなく低い。
970: ◆phLlq2zEWI[saga]
2012/04/23(月) 20:05:15.44 ID:G4xaMj2/0
だが――
971: ◆phLlq2zEWI[saga]
2012/04/23(月) 20:05:58.03 ID:G4xaMj2/0
「……なんでミサカが即興で作った防空壕をぶっ壊すかな、ホント信じられないんだケド」
「む? そうだったのか、それはすまなかったな」
972: ◆phLlq2zEWI[saga]
2012/04/23(月) 20:06:47.55 ID:G4xaMj2/0
「――こっちも超無事ですよ! 男性店員と厨房フロアにいた人間は私が超救出しました!!」
「……あ、ありがとう。君のおかげで助かったよ」
973: ◆phLlq2zEWI[saga]
2012/04/23(月) 20:08:08.46 ID:G4xaMj2/0
崩落する建物内で起こった救出劇の一連の動きはこうだった。
まず落下してくる天井に対して番外個体が磁力を操り、金属を含む建物の素材を掻き集めて即席の防空壕を生成する。
974: ◆phLlq2zEWI[saga]
2012/04/23(月) 20:09:30.68 ID:G4xaMj2/0
「……、」
一方通行は仲間と店員の無事を確認すると、瓦礫を踏みしめながら彼女達の元へと近づいていく。
975: ◆phLlq2zEWI[saga]
2012/04/23(月) 20:10:29.77 ID:G4xaMj2/0
しかし、
976: ◆phLlq2zEWI[saga]
2012/04/23(月) 20:11:55.59 ID:G4xaMj2/0
「……だから俺は今オマエらに――、」
「だってミサカ達は、あなたの『仲間』なんじゃないの? 『仲間』ってのは“持ちつ持たれつ”の関係の事を言うんだから、あなたが謝るのは筋違いだと思うんだケド?」
977: ◆phLlq2zEWI[saga]
2012/04/23(月) 20:12:36.12 ID:G4xaMj2/0
「そうそう、あなたもそれくらい普段から素直ならミサカ的には……いや、やっぱりそのままでいいや」
「ふン、俺はオマエがその性格を180度変えてくれたら最ッ高に愉快な気分になれるンだけどなァ」
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