過去ログ - 美琴「今日も平和ねぇ」一方「あァ」上条「だな」
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156:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2012/01/08(日) 22:29:23.09 ID:DDYcra2v0

そのころ。

(チッ……ガキがこねェ……)

基本的に下級生のほうが上級生よりも授業が終わるのが早い。だからいつもは待ち合わせ場所である中庭の隅っこで先に美琴がいるものだが、今日は何故か彼の方が先にきていて、しかも何分待っても来ない。

(……めンどくせェ)

一方通行は嘆息して、ランドセルを肩にひっかけ、立ち上がった。
とりあえず美琴の教室へ行こう。
彼が歩き出すと自然と人だかりは開かれる。――どいつもこいつも自分が怖いから。
5人しかいないレベル5の第一位。
学園都市最強の能力者。
そんな彼を唯一物怖じしないで接してくれるのは――美琴だけだった。
そう、美琴は彼にとって唯一だった。
誰よりも大切で、手放すことなんかできない、大事な人間。
だから、だからこそ。




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