過去ログ - 美琴「今日も平和ねぇ」一方「あァ」上条「だな」
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167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2012/01/10(火) 21:48:31.90 ID:sXZvAYXN0

「人数がちょうど一人足りなくてさー、なんかひまっぽいし」

「いや、俺は……」

彼は口ごもる。
それは突然声をかけられた戸惑いと、待ち人である美琴と、それから目の前の少年に対する不審からくるものだった。
どうして――と彼は疑問に思う。
白髪赤目。
周りに引かれる風貌に加え、人すら楽々殺せる学園都市最強の能力者。
そんな自分にどうして軽々しく声をかけられたのだろう――と、そう思ったのだ。
"普通の人間”なら、まず彼に近寄らない。畏怖べき対象として距離をとる。
"研究所の人間”なら、彼とコンタクトをとろうと怪しげな笑みを浮かべる。
"自分を狙う人間”なら、彼に攻撃してそのまま自分の攻撃が跳ね返ってお陀仏である。
だけど、この少年はどれとも違った。
いうなれば、美琴に近かった。物怖じせず、対等に自分を見てくれる彼女に。
だけどこの少年は美琴じゃない。
だから――。




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