過去ログ - 美琴「今日も平和ねぇ」一方「あァ」上条「だな」
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19:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
2011/12/24(土) 00:03:47.24 ID:nyqCyOwf0
凄く眠いけどキリのいいところまでがんばって書いてきました。今度こそ寝ます。



あまりにも会話のほうに意識を割いていたからかもしれない。
ザクリ、と美琴の指に包丁が突き刺さった。

「あ」

美琴は呆けたような声をあげた。
どくどくと流れ続ける大量の血に最初に反応したのは一方通行だった。

「馬鹿かオマエ!」

能力でも使ったのか一瞬で美琴の元へ駆けつけた彼は、何を思ったか美琴の皮膚がぱっくりと割れた指を持ち、

「ひゃうっ!?」

かぷり、と口に持っていった。
彼としては早く血を止めて消毒しなければならないという一心からの行動だったのだが、当然周りはそんなことはわからない。
美琴は顔を真っ赤にして口をぱかぱかと鯉のように開けたり閉じたりと忙しい。
そして、上条は。

「だ、大事な妹の貞操を守るためぇええええ!!」

「かみふぉう?ふぉまえ、なにいってんふぁよ」

美琴の指を口に含んでいるからかもごもごとした一方通行の言葉は無視して、ゆらり、と立ち上がり拳を振り上げた。

「一方通行ァあああああ!!」
「だからはにやっふぇ――ブッ!?」

次の瞬間、一方通行は美琴から離れて吹っ飛んだ。
一方通行の悲鳴を聞きながら、上条はやけにいい顔で言う。

「ふぅ……これで今日も学園都市の貞操は守られたぜ」

そんなヒーロー気取りの彼が怒りに我を忘れた一方通行にボコられるまであと10秒。





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