過去ログ - 美琴「今日も平和ねぇ」一方「あァ」上条「だな」
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SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
2011/12/23(金) 22:17:26.36 ID:4csoBtoQ0
追記。それから誤字が多いです。
授業終了のチャイムがなったのはもう2時間くらい前だろうか。放課後の誰もいなくなった小学校の中庭で、少女は一人でえぐえぐと泣いていた。
前髪からはバチバチと火花が飛び散り、それに呼応するかのようにぴょんとたったあほ毛が揺れる。
「うぇぇぇ・・・・・・、わたしが、なにかしたのぉ・・・・・・?」
少女はいつも一人ぼっちだった。
クラスメイトが向ける少女への視線は、妬み、悔しさなど、どろどろとした嫌なものばかり。
理由は分かっている。
レベル0ばかりの教室で、彼女だけがレベル2だから。
レベル1だったころはまだ良かった。それでも、ちょいちょい会話ができていた。
だが、少し前のシステムスキャンによって、少女がレベル2だと判定され、ガラリと周りの態度が変わった。
だから、少女は常に一人。
物を隠されたり、悪口をいわれたり、廊下で転ばされたりといじめまがいもうけている。
(わたしは・・・・・・ただ、がんばっただけなのに・・・・・・!)
少女はギリ、と唇を噛む。
そのとき、がさりと後ろから物音が聞こえた。
また、誰か自分をいじめに来たのだろうか、と少女はビクゥ!と肩をすくませ、そろそろと後ろを振り向いた。
しかし、そこにはクラスメイトなどいなかった。
その代わり。
そこには、白くて、白くて、白い。どこまでも”白”の少年がいた。
(おめめも・・・・・・真っ赤だ・・・・・・。綺麗・・・・・・)
少女がその少年に見惚れていると、少年のほうから少女に話しかけた。
「・・・・・・オマエ、何泣いてンの?」
「ふぇ?」
少女と少年の顔を、夕焼けが照らす。
それが、少年と少女の出会いだった。
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