過去ログ - 美琴「今日も平和ねぇ」一方「あァ」上条「だな」
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SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
2011/12/23(金) 22:20:51.15 ID:4csoBtoQ0
そして、数年後。
「おー、姉ちゃん面いいじゃねぇか。俺達とあそばねぇ?」
「何時になるかわかんねぇけどよ、ってとこかぁ?」
茶髪の少女がけらけらと笑うガラの悪そうな男達に囲まれていた。
少女は反抗するのでも泣くのでもなく、ただ、ぼーっとあたりを見渡していた。
それが逆に男達をそそるのか、一向に囲むのをやめない理由になっているのに少女は気がついていないのだが。
現在4時半。夕暮れ時である。
仄かに赤く照らされた街中で、少女を救おうと手を差し伸べるものは、いない。
当たり前か、と少女は心の中で思う。
他人よりも自分が大事。それが普通だと少女は理解しているし、助けてほしいとも思っていない。
何より、少女は助けてもらわなくったって、自分でこの程度の状況を打破できる。
昔は恨んだ自分の能力も、今となっては協力な武器である。
ついでに、なぜその力があるにもかかわらず、この状況をさっさと打破しないのかといわれれば、ただ単に腹が立っているからである。
彼女が腹を立てている理由。
それは、
(あー、あの馬鹿ども。さっさと来なさいよね。もう30分も遅れてるじゃない)
約束の時間に、待ち人がこないからだ。
いつもどおりのこととはいえ、腹が立つものは腹が立つ。
なので、“あまりにもしつこいのでしょうがなく使いました”という感じで合法的にこの男達をサンドバック代わりにしようとしている、というわけだ。
自分が苛々しているところに声をかけたこいつらが悪い、と少女は勝手に自分を正当化する。まあ間違っちゃあいないが。
(さぁーてと。そーろそろいいわよねぇ?)
声をかけられてからもう15分ほどたったか。
そろそろ能力を使っても誰からも怒られないだろう。
そう思って、少女がバチィ、と紫電を散らそうとしたところへ、
バフォォン!!という爆音が鳴った。
次の瞬間、彼女を取り囲んでいた男達の半分が吹っ飛んだ。
ふぅ、と少女はその様子を驚くことなく受け止め、ため息をつく。
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