過去ログ - 美琴「今日も平和ねぇ」一方「あァ」上条「だな」
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40:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
2011/12/25(日) 11:12:39.62 ID:cPaekyeS0
>>36 うわぁあ気づきませんでしたっ!ごめんなさい。それからありがとうございます!
   普通に徒然草とか読む文系さんなのかとwwww

>>39 ありがとうございます!メリークリスマスです!!


というわけで過去編。
心理描写が下手なのはつっこまないでください。いや本気で。




夢の中で彼は小さくなっていた。
なぜかわかる。ここは、彼が小学4年生のときの夢だ。
大切な、かけがえのない一ページ目の、記憶だと。


愛しい妹、御坂美琴に出会った、夏の日の、記憶。


御坂美琴に出会ったのは、彼が小学4年生の時だった。
放課後の校庭で一人でうずくまっている少女を見つけ、近づいて声をかけてみたのが始まりだ。
自分が近づくと少女はバッと振り向いた。
幼い少女は泣いていた。
だから、気になって尋ねた。

「オマエ、何泣いてンの?」

「ふぇ?」

びくびくとまるで何かされるんじゃないかと怯えまくったその瞳に一瞬カッとなった。コイツも――コイツも自分が『レベル5』だから、『化け物』だから怯えているのかと、そう思ったからだ。
それが寂しさの裏返しだと、そのときの彼は気がついていなかったが。
しかし、どちらかといえばこの少女は『一方通行』ではなく『他人』を怖がっているような気がする。
その証拠に、少女は

「だ、だれ……? あなたも、わたしをいじめにきたの……?」

「……はァ?」

あなた『も』、というところが気になったが、彼は首を横に降って

「いいや。誰かうずくまってるから、どォしたのかって気になっただけだ」

「……ふぁああ、よかったあ……」

ほっとしたように少女は笑った。
その笑顔に自分の顔が赤くなるのが分かる。
――可愛い。
素直にそう思った。




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