過去ログ - とある神父と禁書目録
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276:>>1 ◆eu7WYD9S2g[saga]
2012/01/14(土) 22:22:31.06 ID:TikXGamK0

「ふっ、ふふ、あはははは!! アンタの独占欲ってもんを確認できただけでも、
 十分に価値ある二〇分だったわね…………ねぇ、ステイル」

「なんだい」

「改めて言うことでもないけど、最後に一度だけ、言っておくわね」


不敵に口の端を吊り上げる。
はるか頭上の神父の鼻先に人差し指を突きつけ――――ようとして、途中で止めた。
かわりに、握った右の人差し指の内側へと、軽く曲げた親指を挟み込む。
ガンマンのごとく人差し指の第二関節を男の顎に向け、『超電磁砲』こと上条美琴は
とびきり凶悪なキメ顔で『空砲』を放った。


「私の大好きなお姉ちゃん、幸せにしなかったら承知しないわよ」


ステイルの背後の白い影がびくりと震えた。
よくよく見れば神父服の陰からわずかに覗く形の良い耳たぶが、今にも爆発しそうなほど
真っ赤に染まりきっている。


「肝に銘じておこう」

「もしも泣かせたらその時は、地球の裏側だろうが東経135度の彼方だろうが関係ないわ。
 マントルブチ抜いてでもそのケツに『超電磁砲』かましてやるから、今のうちに肛門科の
 診療予約でもしときなさい」

「こう見えても多忙の身でね。取るだけ無駄なリザーブをねじ込む暇はないよ」



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