過去ログ - とある神父と禁書目録
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390:>>1 ◆eu7WYD9S2g[saga]
2012/02/26(日) 22:51:02.77 ID:GFjxftzi0

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「新郎がご乱心だぞー!」

「ステイル抑えろ! 殿中でござるぞ! 気持ちはすんごぉくわかるけど!」

「新婦の口からビームっぽいの出たー!?」

「ちょっとインデックス止めなさいよ!? ……いや、インデックスじゃないんだっけこれ?」

「よーしカメラ回せ回せー! 今なら数字取りたい放題だぞ!」

「列席の皆様は落ち着いて、お子様とご年配の方々から順にご避難くださーい」


ダムの堤防を切って崩したような、上へ下への大騒動。
中心は言うまでもなく干戈を交える新郎新婦である。
聖堂内は荒事に慣れっこの仲裁組と、我関せずの避難組に綺麗に二分された。


「『お嬢さんを僕にください』、ねぇ」


てんやわんやの中、避難するでも仲裁に入るでもない希少な例外種は、一匹の黄金色をした女狐だった。
涼しい顔で最前列の長椅子に腰を下ろしたまま、ローラ=ザザはぽつりとつぶやく。




「それを告げるなら普通は父親が相手……そう言いたいのか、ローラ?」




そんなローラに、すぐ後ろの席からしわがれた声がかけられる。



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