過去ログ - とある神父と禁書目録
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50:>>1 ◆weh0ormOQI[saga]
2011/12/27(火) 22:21:38.84 ID:l5SKq28Z0


いかに数万のルーンで防御しようが、ステイル渾身の新術を絹を破るように消し飛ばした、
恒星の核融合爆発の前には焼け石に水であるはずではないのか。
現にステイルと女以外には、クレーターの内側で聖ジョージ大聖堂を感じさせる痕跡など
塵一つとて残ってはいない。


「どうした、目を丸くして」


なにか、尋常ではなく異常なことが起こりつつある。
そう判断せざるを得なかった。


「そう難しく考えるなよ。僕はプロの魔術師だ。プロは常に最悪の事態を想定しておく。
 ……それだけのこと、さ」


いや、待て。
“これ”に類似した状況が記録の中にある。
そう遠い過去のことではない。
文字通り必殺の一撃を受けて、立ち上がれるはずのない致命傷を負ったはずの男が、
涼しい顔で立ち上がる様。
つい最近のことだ。
誰かが狼狽とともに放った絶叫が、昨日の事のように脳裏で再生できる。
そう、確か、あれは。



――なぜ貴様が立ち上がっている、『      』ぁぁっ!!!!――






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