84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2012/01/08(日) 03:10:18.20 ID:stJi0ct8o
勇者「そういうことなら……魔法使い」
魔使♀「何かしら」
勇者「俺が魔王を倒す前に、お前も新呪文『ケーキ』の完成を急がないとな!」
魔使♀「もう完成したわ」
勇者「えっ!?」
魔使♀「私に足りなかったものはケーキそのものより、ケーキを食べるイメージ」
魔使♀「独りではなく、二人以上で食べるイメージ。私と、妹と」
魔使♀「呪文を生み出そうとする動機が欠落していたんだわ」
魔使♀「それでは本気でイメージ通りのケーキなんて、生み出せるわけないわね」
魔法使いは ケーキを となえた! ▼
ショートケーキが あらわれた! ▼
チョコレートケーキが あらわれた! ▼
チーズケーキが あらわれた! ▼
勇者「お。おおおおっ! すごいっ!!」
魔使♀「偶然とはいえ、きっかけをくれたあなたには感謝をしておくわ」
魔使♀「もっとも、『感謝をしておく』で謝辞を間に合わせる形でいいわね」
勇者「はは、相変わらず素直じゃないな」
魔使♀「何か言ったかしら?」
勇者「言ったさ」
勇者「メリークリスマス、魔使使い!」
魔使♀「そう。そうだったわね」
魔使♀「メリークリスマス、勇者」
魔法使いルート END
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