285:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:53:21.41 ID:HSNU4VB3o
「だからわたしは、絶望なんてしない」
286:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:54:24.83 ID:HSNU4VB3o
果てたはずの力はすべて、増幅して舞い戻っていた。
壁を壊すのにありったけの力を使ったけれど、壁の中には文字通り力の源が眠っていて。
あなたの記憶を取り戻す度に、あなたの存在をこの世界に取り戻す度に。
わたしの力もまた、わたしの因果もまた、取り戻されていく。
287:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:55:07.76 ID:HSNU4VB3o
喜びがあった。
怒りがあった。
哀しみがあった。
楽しみがあった。
288:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:55:38.31 ID:HSNU4VB3o
「ここまで来たよ」
289:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:56:43.27 ID:HSNU4VB3o
【Side:???】
ゆっくりと視界が開けていく。
290:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:57:44.31 ID:HSNU4VB3o
手も足も、体も顔も、どこもかしこもキズだらけ。
痛みが鮮明に、まるで今体験したものであるかのように、私の体の上でその存在を主張する。
体だけでなく、また心も、ぼろぼろだった。
291:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:58:46.15 ID:HSNU4VB3o
「違うよね」
292:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:59:31.77 ID:HSNU4VB3o
「約束する。絶対に、無駄になんてしないって」
293:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 23:00:23.70 ID:HSNU4VB3o
――――そして、目を覚ます。
開いた目に飛び込むのは天井。
いつも見てきた、何度も見てきた、白い古ぼけた天井。
294:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 23:01:06.44 ID:HSNU4VB3o
「おかえり、ほむらちゃん」
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