過去ログ - まどか「勇気を」
1- 20
322:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/11(水) 00:34:09.30 ID:83RZktFxo

そしてそれは間違いだったと、思い知った。
諦めていれば傷つかないなど、大嘘だった。
彼女の死に直面するたびに、私は荒れて、でもその全てを無理矢理に押し殺していた。
どうでもいいのだから問題ないと、そんなことを言い聞かせていた。
全部、全部、どうしようもない間違いだった。

だからどうか起きて。
私はあなたに言わなくちゃいけないことがあるから。
その前に一人眠っちゃうなんて、許さないんだから。

空いているもう片方の手を強く強く握る。
それだけでは飽き足らず、手を胸元へと引き寄せてその脈動を感じる。
あなたはまだ生きている。
だからどうか目を覚まして。
手遅れになるギリギリで踏み止まってくれたあなたは、きっと立ち直ることもできるから。
どうかお願い。
その言葉は、自然と私の口からも零れていた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
428Res/302.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice