過去ログ - 男「自分が死ぬ可能性が見えるようになった」
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168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/06(日) 01:22:21.08 ID:kgtrBeKDO


狐神「何をぼさっとしとるか男!? 早く援護せい!!」


 狐神の声に反応し思考を止めると、ちょうど狐神は死神の攻撃に為す術なく地面に叩きつけられた。


男「大丈夫……でもないわな、うん」


 狐神の身体に引っ付いている蟲を剥がしてやると、先ほどまで浮かべていた苦悶の表情が僅かに和らいだ。


狐神「死ぬかと思ったぞ阿呆!? 貴様は外道か?! 外道なのか?!」


男「落ち着けって。ほら、ひまわりの種やるから」


狐神「儂はハムスターか何かか?! それより何故、儂がズタボロにやられてるのを見て無表情で突っ立ってた!? 助けるのが普通じゃろ!!」


男「考え事してた、スマンゴー」


狐神「誠 心 誠 意 謝 ら ぬ か !!」


 狐神が俺の頭を押さえ付けた時、丁度俺の顔があった所を蟲が通り過ぎる。


狐神「良いか男、今から儂が大技を放つ。具体的に言えば、地面が崩れ溶岩が噴き出し嵐が吹き乱れ天から巨大な雷の太刀が落ちる」


男「巻き添え食らうだろ、俺」


狐神「それは無い。お主には死亡予知があるし、儂もある程度お主に直撃せぬ様にコントロールはする」


男「……」


 俺は狐神の顔を見て確信した。


男(こいつさっきの事根に持ってるな、うん。絶対どさくさ紛れに何かしらしてくる)


 狐神の不審に笑みに怯えながらも、取り敢えずその作戦に乗った。


 何故作戦に乗っかったのか、特に理由は無い。


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