過去ログ - まどか「世界を!」ウテナ「革命する力を!」
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73: ◆ctuEhmj40s[saga]
2012/01/05(木) 22:39:37.53 ID:thPNFkWS0


さやかと七実は真っ向からにらみ合う。

七実に、こうまで食いつく人間は珍しい。
七実は自分の意見を曲げることは絶対にしないため、大抵は相手が先に折れるからだ。
しかし、頑固者なのはさやかも変わらない。
一度決めたら突っ走るのがさやかの美徳であり、融通が利かないという欠点でもある。

もしかしたら、良い友達になるのかもしれない。
バチバチとにらみ合う二人を見てウテナは思った。

意外とこういうタイプは長く関係が続くものだ。
互いに互いが目につくからである。
仲良くはなることはないかもしれないが、互いに歯に衣着せぬ物言いが出来るのなら、それは良い友達と言えるだろう。

やがて、にらみ合いを不毛に感じたのか、ふんと七実は鼻を鳴らすと、幹に言葉を残した。


「幹! とにかく早く来てちょうだい。お兄様がいない間は、わたくしが生徒会を守らなくてはいけないんですから。
 貴方たちも、大人しくしていることね。何か問題を起こして私たちの手を煩わせないでちょうだい。じゃあね!」

「あ、七実くん! 天上先輩、またあとで!」

「ミッキー。がんばれよー」


呑気に、ウテナは七実と幹を見送る。
さやかは去りゆく七実の後ろ姿に、あかんべーを送った。
嵐のような七実の登場に、まどかはただ圧倒されるばかりであった。









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