過去ログ - まどか「世界を!」ウテナ「革命する力を!」
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80: ◆ctuEhmj40s[saga]
2012/01/08(日) 21:15:49.28 ID:CFFDnvTf0


「七実さんの世界の中心は、冬芽さんですよね?」

「そうだろうね」


七実は実の兄である、桐生冬芽のことが大好きだ。

そのため兄に近づく女性は、全て『悪い虫』と決めつけ、目の敵にしている。
ウテナのことを嫌っているのも、冬芽がらみのことが原因だった。


「あの、冬芽さんって、生徒会長の?」


まどかには聞き覚えがある。
生徒会、その会長の名前として聞いたのが『冬芽様』だ。
確か、ルックスも人気も飛び切り抜群の生徒会長だ。


「そう生徒会長だよ。高等部二年・桐生冬芽。七実の兄貴さ。今はちょっと学校を休んでるだけど」

「今は、七実さんが会長代行として生徒会を仕切っていますよね」

「げっ。じゃあ、アイツが今は生徒会長なんですか!?」

「うん。ちゃんと一生懸命やっているよ。何か失敗して、兄貴の顔は汚したくないだろうし」


うへぇ、と心底嫌そうにさやかは声をあげた。


「七実さんは、お兄さんの冬芽さんが大好きですから」

「ブラコンかよ…」

「まあ、何か嫌がらせをされたらボクに相談してよ。
あれでちゃんと常識はあるし、兄貴絡みじゃなきゃそんなことはしないだろうけどさ」


その冬芽も、今は学園には姿を見せていない。
何かの間違いで出会うようなことがなければ、問題はないだろう。
もし出会えば冬芽は口説きにかかってくるかもしれないが、そこは運を天に任せるしかない。
桐生冬芽のプレイボーイっぷりは、鳳学園でも有名だ。








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