過去ログ - 恭介「君の父さんの遺志を継ぐ」杏子「ふざけるな」
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248: ◆o1ehmgejyk[saga]
2012/01/01(日) 06:44:32.45 ID:JxoyR7tu0
杏子(…辛かったよね。…悔しかったよね。わかるよ…
   あんなに優しかったお父さんが、自分の娘に手上げるくらいだもん…
   あの日あたしの顔を殴った手はさ、やっぱりあたしを散々抱き締めてくれた手だったよ…)

神父の泣き声が耳に刺さる

杏子(また笑ってよ。子供みたいに…恥ずかしそうにさ
   あんたの笑顔見ると、どんなに腹が減ってても安心できたんだよね)

杏子「……」

杏子(嬉しそうに頭撫でてくれるから、あたしはあんたについて行ったんだ
   お父さんはあたしのことが大好きなんだって、どんな時も思えたから)

風が吹いた

もう誰もいない

杏子(連れてってよ…。もう悲しませたりしないから…
   あたしは自分で歩くから…。あんたが疲れちまったら、今度はあたしが手を引くから…)

焼け落ちた家が見えた


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