過去ログ - とある主人公たちのハーレムルート
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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/01/09(月) 22:59:19.30 ID:H9TkV7o3o
「おしり。したいのならこれ使って」

 蓋を開ければ白色の軟膏が中に入っている。油分を見ればワセリンのようだ。特に薬物の臭いはしない。

「姫神も準備がいいな」

「――慣れているから」

 言って、上条は失敗だったと顔を顰める。
 自分は正義の味方でもなんでもないが人の不幸を見て笑う人間でもない。これまでの姫神の人生を姫神が悔やんでいるのならばそれを質らう必要などない。

 ――ほんの一時の肌の熱を持って己を慰めたからといって、彼女を責めることは誰にもできない。

 所詮此れは傷の舐め合い。
 自分の世界を壊してしまった魔法使いと。
 世界を救うために心に魔物を飼ってしまった幻想殺しとの。
 下らない敗北者のミサ。

 傷の舐め合いならばそれらしくしよう。
 上条は何も言わずに姫神の股間に顔を埋める。
 同時に、姫神も上条の股間に手を伸ばし顔を近づけた。
 羞恥と興奮のため息が互いの性器を擽る。

 ぞぶり、と上条が姫神の肉に喰らいつき、ちろり、と姫神が上条の男根を舐めた。
 それが合図。
 六と九の形になって二人の口が二人の性器を愛撫する。
 歯車と歯車が噛み合って動き出すように二人の快楽が連動する。

「うむ。む。はむ。ん。ん」

 身長に比べれば大振りな上条のペニスを姫神は喉の奥まで飲み込む。下も唇も歯も全てを使って男を喜ばそうとする。
 溢れ出る唾液を万遍無く塗りこんで刺激を送り、これ以上ないというほどに硬くなり先走りを流し続けている肉塊を甘いキャンディでも頬張るかのように舌を絡める。
 ペニスを全て飲み込んで、頬を大きく歪ませて吸引し、剽軽とすら表現できるような顔になるまで愛撫をやめない。
 恍惚の表情を浮かべながらリズミカルに、姫神秋沙は口唇の性に没頭する。

 対する上条も負けてはいない。
 誰かが見ているわけでもないのに興奮の色を隠そうとして、それが仄かに溢れでいることに気づかないまま甘い紅肉に舌を這わす。
 経験があるからといって姫神に羞恥心がないわけではない。必死に押し殺しているのだ。
 そんなことを知ってか知らずか、恥知らずの上条当麻は不格好なまま口を動かす。
 コンパクトに収まった大陰唇と小陰唇を開き、その内側の溝を丁寧になぞる。肌色を通り越して赤い其処を乱暴に丁寧に優しく狂おしく舐めほじる。

 姫神が竿と亀頭とを手と舌とで愛撫すると対抗するように上条が陰唇の奥にある蕾に舌を伸ばす。
 深い尻肉に挟まれた其処を強引に空気のもとに曝け出し、周囲の染まった粘膜共々皺の一つ一つまで舐る。
 ぎゅ、と締まった其処がパクパクと口を開けるようになるまでさほど時間は掛からなかった。

 ネットリとしたワセリンを指取り、肛門に塗りこんでいく。
 丁寧に、内側にもたっぷりと。
 人差し指一本を受け入れるのもやっとだった其処は粘膜に潤滑剤を塗り終えたときには指数本が入れられるほどに柔らかくなっていた。

 これらの行為を上条は冷静に行なっていた。訳ではない。
 性器への愛撫によって得られた言葉にしづらい快楽に身を捻りながら、何時暴発してもおかしくない快楽の崖っぷちで哀れなダンスを繰り広げていたのだ。
 奥歯で快楽の悲鳴を噛み締め、太腿と二の腕に走る肌寒さに耐えて。
 その代価としてか、彼の怒張は限界以上に膨れ上がっていた。

 ほう、と姫神が口を離す。
 ネットリとした濃い唾液が太い糸のように肉茎と伝わり、落ちる。
 怒張と比べるが如く姫神の秘所は二つとも解れて何方でも受け入れられる態勢になっていた。

「どうするの。私は何処でもいいけど」

 緩慢に白い指を竿に掛けたまま姫神が上条に問う。
 ぴくりと騒めく亀頭を悪戯っぽく舐めとりながら淫蕩な声で男を誘う。
 その視線は何処にも定まらないままで、まるで薬物中毒者の末期のように溺れていた。

「どうせ一度ではすまないはず。だから何処からでも好きにして」


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