過去ログ - はりおん! 〜播磨拳児はうんたんに恋をする〜
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12: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/01/03(火) 20:13:15.09 ID:c4huLTh3o


「……」

「……」

 帰り道は双方ともあまり話をしなかった。

 律はなるべくおばちゃんの言葉を意識しないようにしようと考えているのだが、そう思えば思うほど

意識してしまう。
 
(播磨はどう思ってんだろう)

 買い物袋を両手に持った彼の横顔を見ながら律はそう思った。

 自分と夫婦に見られたことを、どう感じていたのか、と。

「一つ持とうか?」

「別にいい……」

 播磨はそっけなく返事をする。

(んだよもう……)

 律は、播磨が元々多弁なタイプではないことを知っているけれど、

こういう気まずい雰囲気の時は何かを察してしゃべってほしいと思うのだ。

(女心がわかんねえのは、昔からかわんないか)

 半ばあきらめの気持ちで、彼女はため息をつく。

「……」

 その時、

「あのよ……」

 不意に話し出す播磨。

「なんだよ」

「悪かったな」


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