過去ログ - はりおん! 〜播磨拳児はうんたんに恋をする〜
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◆tUNoJq4Lwk
[saga]
2012/01/14(土) 21:54:05.94 ID:49+vdMn5o
夜の公園は寒かった。
このままじっとしていたら、いくら平沢唯でも風邪をひいてしまいそうだったので、
播磨は急いで気持ちを込める。
「どうしたの? 播磨くん」
「ひ、平沢」
心臓の高鳴り。
夏休みのあの野外フェス、
文化祭の演奏、
選挙の応援演説、
胸がドキドキしたことはいくつもあったけれど、今夜ほど緊張したことはない。
「平沢!」
「お、おれ。お前のことが……」
「……」
「す、好きなんだ」
「好き?」
「ああ」
「私も好きだよ? 澪ちゃんや律っちゃんと同じくらい」
「いや、そういう好きじゃないんだ」
「へ……」
「だから、愛してるのほうの、好きだ」
「それは、パパとママのような?」
「お、おう」
「……播磨くん」
「あ、ああ」
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