過去ログ - はりおん! 〜播磨拳児はうんたんに恋をする〜
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38: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/01/03(火) 20:38:54.50 ID:c4huLTh3o



 この日、バスケ部の新しい主将となっていた麻生広義は練習の休憩時間中に、
親友の菅柳平と一緒に自動販売機コーナーで飲み物を買っていた。

「珍しいな、麻生が学校の自販機使うなんて」

 菅はそう言いながら自販機のボタンを押す。

 ガタンという音とともに、缶に入ったジュースが出てきた。

「たまたま、何も持ってきてなかっただけだ」

「しかしまあ、ずっとあの糞暑い体育館の中にいるよりはマシだよな。マジなんとかならないかね、
あそこ」

「そうだな」

 単にジュースが飲みたければ後輩の一年生に買いに行かせればいい。

 それをしなかったのは、体育館やその周辺から離れて気分転換をしたかったからだ。

「お、麻生くんじゃないか」

「ん?」

 声のした方を向くと、Tシャツにジャージ姿の女子生徒が手を振っている。

 同じクラスの田井中律だ。

 その隣には、髪を束ねた秋山澪もいる。

「田井中、軽音楽部の練習か?」

「え? うん。麻生くんたちもバスケ部?」

「ああ。少し気分転換にな」

「へえ、そういう時もあるよね。あたしらもちょっとジュース買いにきたの」



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