過去ログ - 知久「今日はほむほむの特売日だ」
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750:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/01/30(月) 21:54:20.17 ID:QRH9CF7Io
「ホッ・・・ホムゥ!」 おなかがすいたよ
「お前に食わせる林檎はない」
「あなたにあげるまどまどはいないわ」
「ホ・・・ホム・・・ホム・・・」 おなかがすいたよ
「凄いな、これ。人をイライラさせる道具としては天才的な発明だ」
「流石美樹工房ね。ほ虐のエキスパートだわ」
美樹工房の企みは二人にはお見通しだったようだ。
杏子はソウルジェムからほむほむサイズの槍を取り出し、ほむらはわざとりぼほむのものに似せた弓を見せる。
「ホム!ホムー!」 おなかがすいたよ
「いいか、ほむら。あたしが手足を潰すからあんたは致命傷を与えないように攻撃しろ」
「貴方に指図される覚えはないけれど…概ね賛成よ。いいわ、やりましょう」
小さな丸テーブルを囲うように移動し、ほむほむをハンターの目で見つめる。
「ホ・・・ホム・・・ホム・・・」 おなかがすいたよ
「いい加減、電池がもったいないだろ。もう何も喋るな」
「そうね、工場から出荷されたものとはいえまだまだ使えるわ。電池を外しなさい」
「ホ!ホ、ホム!」アセアセ おなかがすいたよ
「何電気を使ってんだよ」ヒュッ ドシュッ
「ホギャアアアア!ホビィ!ホミャ・・・」ミギテツブレ おなかがすいたよ
「まだ瀕死じゃないようね。次は私」ヒュンッ シュッ
「ホビィィィイイイ!ホォォォォォ!」ミギアシツブレ おなかがすいたよ
「なんだ、案外生きてるもんなんだな。生命の神秘ってやつか」ザシュッ
「ホ・・・?ホ?」カミノケキザミ
「あら、何も表示されないわね。貴方のじゃ虐待にもならないそうよ」ヒュバッ ゴキュッ
「ホビィィィィィ!ホギイイイイイイイイ!」ヒダリアシダッキュウ おなかがすいたよ
何を取り付けられたのかすら分かっていないほむほむは、当然、二人が突然自分を痛めつけた理由も知らない。
ただ、生物の本能として泣き叫び、二人を更に興奮させているだけだ。
確かにこの機械は冷徹且つ残虐で、生物を嬲る凶悪なものである。
しかし構造は至ってシンプル。一行の文章の証明が非常に難しいことがままあるが、それと全く同じである。
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