21: ◆SSssRnAEXA[sage]
2012/01/07(土) 07:35:03.40 ID:S/itN1HIO
自由に歌え、か
できれば歌いたくないんだけど、それは無理だよな
「……松島、さん」
肩をちょんちょんと叩かれる
この声は聞き覚えがある。体育の時の女の子だ
「一緒に歌いませんか?」
「……別にいいですけど……委員長と一緒じゃないの?」
「花岡さんはいつも女の子の指導をしてますから……」
そう言って指差した所には一生懸命に指導をしている委員長がいた
「あははっ……本当だ」
さすがは委員長
あれじゃあ一緒に練習は無理だな
「……私、あんまり上手くないけどよろしくね?」
「……はいっ!」
「そういえばあなたは名前なに?」
『私』の記憶にはない女の子
私には接点がない女の子だったのだろう
「わたしは宮城 瑞稀っていいます……」
「みやぎみずきさんか……可愛い名前だね」
「そ、そんなことないですよ!」
宮城さんは顔を赤らめて俯いた
なんかデジャヴだな
「私は松島 美夏っていうの。よろしくね」
差し出した手を宮城さんはギュッと握って元気に「はいっ!」と言った
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