過去ログ - 六人目の魔法少女――空に放ったコルト弾――
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)
2012/01/07(土) 22:24:26.97 ID:8qc3X8Rk0
ショッピングモール内のカフェ。
昼過ぎの客の出入りが最も多い時間も過ぎ、店内には人はあまりいない。
その一角に、まどかたち四人は座っていた。

「えぇ!? 何それ?」
食べかけていたソーセージを手から取り落とすほど、さやかは驚いた。

「わけわかんないよね……」
ため息と共に吐き出される声。まどかは俯いていた。

「文武両道で才色兼備かと思いきや実はサイコな電波さん。くー! どこまでキャラ立てすりゃあ気が済むんだ? あの転校生は!? 萌えか? そこが萌えなのかあ!?」
彼女特有のマシンガントークを言い放った後、さやかはオーバーに突っ伏した。

「信じられないなぁ……内容の真偽にかかわらず相当ぶっ飛んでるね、その子。
初対面から私の言うこと全部無視しちゃって妙だとは思っていたけど、なるほど……」
天照がやはり考えこむ様子を見せる。

「天照さんもそんなことがあったんですか……
まどかさん。本当に暁美さんとは初対面ですの?」
半信半疑、といったような口調で仁美が聞いた。

「うん……常識的にはそうなんだけど」
なんとも悩ましい、話すべきか話さないべきかといったような煮え切らない話し方。

「何それ? 非常識なところで心当たりがあると?」
「どーいうところ? 夢の中とか、占いとか?」
さやかと天照が重ねるように尋ねる。

「そうなの、昨夜あの子と夢の中で会った……ような……」
自信無さ気な話し方で答えるまどか。三人は茶化すように笑い出した。



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