過去ログ - 六人目の魔法少女――空に放ったコルト弾――
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)
2012/01/07(土) 22:42:48.26 ID:8qc3X8Rk0
「あははは! すげー、まどかまでキャラが立ち始めたよ」
「ひどいよぅ。私真面目に悩んでるのに」
「あー、もう決まりだ。それ前世の因果だわ。あんた達、時空を超えて巡り合った運命の仲間なんだわぁ!」
笑いをきっかけに、話がどんどんと進む。

「夢って、どんな夢でしたの?」
「それが、何だかよく思い出せないんだけど……。とにかく変な夢だったってだけで」
「残念だなぁ。よくあることだけれども」
天照が割と真面目な表情で言う。

「……もしかしたら、本当は暁美さんと会ったことがあるのかもしれませんわ」
「へ?」
令嬢の仮説に、素っ頓狂な声を上げるまどか。仁美はこう続けた。

「まどかさん自身は覚えていないつもりでも、深層心理には彼女の印象が残っていて、それが夢に出てきたのかもしれません」
「ごめん、三行でまとめて。よく分かんない」
「あは、少しは考えなよ天照ちゃん。てか仁美、それ出来過ぎてない? どんな偶然よ?」
「そうね……あら、もうこんな時間。ごめんなさい、お先に失礼しますわ」
仁美が立ち上がり、そそくさと帰りの準備を始める。
「今日はピアノ? 日本舞踊?」
「お茶のお稽古ですの。もうすぐ受験だっていうのに、いつまで続けさせられるのか」
「うわぁ、小市民に生まれて良かったわ」
同情のこもった口調でさやかが返す。

「私達もいこっか」
「あ、まどか、天照ちゃん、帰りにCD屋に寄ってもいい?」
「あー、ごめん。今日外せない用事があるんだ」
「そっかー、天照ちゃんも大変だね。私はいいよ。また上条君の?」
「へへ……。まあね」



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