15:この辺は導入部分なんでサラッと行きます ◆G/oQfYP4bzP0[saga]
2012/01/29(日) 02:10:14.39 ID:aoZLdUdYo
〜〜〜
「昨日派手にぶちかましたけど……よくかんがえたら逮捕されてもおかしくないよね……まぁ、捕まる気がしないけどさ」
朝、初春を待っている時の事、佐天涙子は昨日のことを思い出し、独り言をポツリとこぼした。
「その辺は気にしなくて大丈夫ですよ……映像改竄して佐天さん消しといたんで」
「そっかー、ありがとね!初春」
いつの間にか来ていたのか、初春飾利が横でニコニコとしていた。
「……え?初春?今、なんて?」
「ん?どうしたんですか?第四波動の佐天さん」
初春は一寸の曇りなく笑う。
本当に、心から喜ぶように……。
「な、え……?」
佐天はわけがわからないというように身構える。
―― 熱吸収……。
親友に、身構える。
―― たった一日で私の性格もずいぶん変わったもんだ……初春すら、敵かもしれないと思っちゃうなんてさ……。
ジリっと右足を数センチ引く。
敵とは何を指すのかはわからない。
ただ、フラグメントの事は知られてはいけない事のように思えた。
だから、佐天は攻撃体制にはいる、知ってはいけないものを知った親友を殺すために。
しかしその様子をみると、初春は大笑いしだした。
「な、何ぃ?」
「あっはっはっ!大丈夫ですよ、佐天さん……私もあなたと同じですから」
「お、同じ?」
「はい……『 炎神の息吹 』」
そういうと、丁度近くにいた警備ロボに手をかざし、それを一瞬で溶かす。
その光景を見たとき、佐天をまた頭痛が襲った。
『ハットフィールドとシュトロームはいいコンビだった……俺とアルカのようにな』
「ア、ルカ……?」
「そうですよ、佐天さん。また二人で戦いましょ!」
シメオン四天王。
アークライトの左腕、第四波動・左天。
四天王最後の一人、炎神の息吹・アルカ・シルト。
最強のコンビは時を超え再び出会った。
二人が青髪ピアスと出会うのは、もう少し先だ。
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