6: ◆G/oQfYP4bzP0[saga]
2012/01/09(月) 18:59:48.54 ID:Ok5E0xZio
くだらないことを話しているとすぐに学校についた。
机にカバンをおくと、今度は金髪サングラスの土御門元春を交え、三人で登校時同様くだらない話で笑ったり呆れたり朝のひと時を過ごした。
つまらない授業を聞き流しながら、目覚めた日のことを何度も繰り返し思い出す。
――あれからもう一年か……。
青髪ピアスがアレイスター殺害に失敗してからそろそろ一年が経とうとしていた。
――パワーで殴ってもあのビルびくともせぇへんかったからなぁ……そんでなんか中に急に飛ばされて……。
『よく出来すぎたようだな……表向きは第六位として登録しておこう……お前を殺さない代わりにお前はこの街でなにをしてもいい……もちろん私を殺しにきてもいい』
青髪は巨大なビーカーのようなものの中でゆらゆらと揺らめくそいつを殺せるとは思えなかった。
傷をつけることすら出来ないと思った。
ビリビリと感じる恐怖。本能がこの存在と関わるなと告げていた。
震えそうになる歯を必死に抑え睨みつけていると、また急に飛ばされ気づいたら外にいた。
――とりあえず仲間を集めな……左天、アルカ、離瑠そんで……イヴ、僕はお前らを必ず見つけ出すで……。
青髪ピアスは外を眺めながら、かつての敵、舎弟の姉、そしてパートナーの事を考える。
53Res/41.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。