過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[saga]
2012/01/16(月) 21:59:31.94 ID:F8RN+E4AO



あの十字架は禁書目録の同行者へ志願し認められた後、炎の魔術師と聖人から、魔術師らしく見えるようにと贈られた霊装だった。『歩く教会』の縮小版で多少の防御力が付加されている。

あの悲しい二人の魔術師の気遣いであったが今回ばかりは仇となった。

けれど、魔力反応をもとにこちらの位置を割り出していたならば、もはやその手は通じない。

彼女は彼等から距離を置き、反撃への布石を打つ。

彼女が普段、触れている範囲より更に先に見えない手を伸ばしていく。集中して、その場にある全てを観測し、掌握していく。

彼等が設定した儀式場に対して、彼女の自らの領域を広げていく。

彼等の魔術を魔術で上書きするでもなく、侵蝕するでもなく彼等が知らない別の法則で。









(ったく、タイミングの悪い……)

(まさか?あの女狐にバレてたぁ!?)




第1.5章
終了


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