過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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387:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[saga]
2012/03/20(火) 22:16:42.12 ID:g4i2h0qAO



勢い良く一方通行へ駆け出した上条であったが、一方通行の迎撃を受け劣勢にたたされる。

一方通行の能力、ベクトル操作により、大量の砂利が弾丸となり、鋼鉄のレールが踊りながら上条に襲いかかる。

何本ものレールをギリギリ避けても、大量の砂利が上条に打撃を与えダメージが積み重なっていく。

いいように嬲られるだけで反撃の糸口も掴めない。

上条の勝算は異能の力であればなんであれ打ち消してしまう右手、御坂美琴が名付けてくれた幻想殺し〈イマジンブレイカー〉である。

資料で見た一方通行の能力はベクトル操作、運動量、熱量、電気量などを問わず、あらゆる種類の『向き』〈ベクトル〉を皮膚上の体表面に触れただけで自在に操る事ができる。

あらゆる攻撃、それが核爆発であっても一方通行の体表面で反射され、傷一つつけることができない。

そんなとんでもない能力であっても異能の力である限り、反射の壁を超えて上条の右手は一方通行に届く。

ただ、それも右手が届けばの話し。現状は一方通行の能力に振り回され近付くことさえできない。

荒れ狂う一方通行の力により上条は次第に消耗していく。数え切れない飛礫を受け傷つき、体力も奪われている。

それでも上条の心は折れない。

妹達〈シスターズ〉を救うため、死ぬ運命から引き上げるため、人として歩んでいける道を作ってあげるため。

そして上条の大事なモノを汚した一方通行を許せないために。




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