過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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493:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage saga]
2012/05/30(水) 21:55:11.60 ID:46SnrXbAO



これが2週間足らずにあった天井を取り巻く状況である。

栄光への階段が見えていたのに、それがボロボロと崩れ落ちる様を天井は慌てふためきながら見ているしかなかった。

そして今、気狂いした目でデータの洗い直しを続けている。

「しゅ修正するための条件さえ見つければ、全て元通りに、実験さえ完遂すれば……」

ブツブツと同じ言葉を繰り返し呟いていることにも気づかずに天井は作業に没頭していた。

時刻は夜へと差し掛かり、連日の襲撃が行われた時間帯となっている。天井の周りには人気も無くなっていた。

襲撃を恐れ、遅くまで居残ろうとする者は当然少ない。

研究室の中は天井が一人居残るばかりだった。

そこへ

「ドクター天井」

天井を呼ぶ声がした。

誰からも声を掛けられることが無かった天井がビクッとして呼びかけに振り返ると欧米系の人物、実験チームの中枢にいる研究者が天井を見ていた。

研究者は天井に語りかける。実験の修正データが判明したと、悪魔が誘う声で破滅の入口に立っている天井に説明を始めた。




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