過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国)
[sage saga]
2012/06/10(日) 22:43:42.99 ID:TQt8V5yAO
垣根はトドメを差さんとした瞬間に闇に包まれ動きを止めていた。
光源が無ければ『未元物質〈ダークマター〉』と言えど回折して殺人光線に変えることは出来ない。
美琴「気付いてないとでも思ってたの?」
そこへ闇の中から美琴の声が聞こえる。
美琴「自分で『回折を利用した光』なんて言ってたじゃない。光源が無かったらお手上げなのかな?第二位は」
窓一つない空間。この暗闇は美琴が作った世界。
照明から非常灯まで光源となるモノ全てを遮断していた。この空間だけでなく研究施設、そのものを支配下に置いている。
垣根は声がする闇の向こうへ翼を振るが手応えがない。
美琴「『打ち止め〈ラストオーダー〉』のこと教えてくれたお礼に忠告しておいてあげるわ」
美琴からはダメージの影響が感じられない、余裕のある声で話している。
垣根(どういうことだ!?)
美琴「よっぽど自慢なんだろうけど、自信過剰ね。ベラベラと説明して相手に情報を与えるなんて、足下を掬って下さいって言ってるのに等しいわ」
垣根「うるせえ!」
もう一度声がする方へ、これまでの戦闘経験で培ったカンが其処に居ると告げている場所へ翼を向ける。が、空振るのみ。
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