過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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571:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[saga]
2012/06/19(火) 22:32:46.95 ID:w5JthVBAO


上条当麻は眠りから覚醒しようとしていた。

目覚めの前に様々なモノが無意識に頭をよぎっている段階。

その内容はというと、

夜、美琴から漏れ出す電気を右手で美琴の手を握り漸く止めることに成功し家電品の危機は去った。

その後は手を握ったまま泊める、泊めないの口論。

結局、

『乙女を真夜中に放り出すつもり!?』

と言われてしまえば泊めるしかなかった。

しかし、一緒の部屋に寝ることだけは断固拒否した。

意識してしまった後では手を握っているだけで太鼓を連打しているようにドキドキしているのだ。

一緒の部屋に寝るなど精神衛生上良くない。

けれども上条の部屋はワンルーム。寝る場所を分けるにはバスルームへ行くしかない。

最初、上条がバスルームで寝ようとしたが美琴がそれに反対。美琴がバスルームで寝ると言い張る。

再び口論となる。

美琴に鍵が内側からかかる場所だからと言われてしまえばグッと詰まり、

(鍵なんかなくても上条さんは紳士ですからそんな心配はいりません)

と言いたかったがそれじゃあ一緒の部屋でも良いじゃん、という心の声が聞こえてくる。

(美琴を襲ったりとか手を出したりなんか絶対に、絶対に……ない?)

という思考が瞬時に頭の中を駆け巡り、わかりましたと言うほかなかった。




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