過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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647:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage saga]
2012/07/25(水) 20:58:25.21 ID:rRQ6ArsAO


美琴は16世紀に盛んに行われた詐欺行為、王侯貴族を相手にペテンを仕掛けた詐欺師といったフレーズが浮かぶと共に、

美琴(うちの父親もアイデア一つでお金を生み出すようなことしてるらしいし錬金術師と言えるかもね)

美琴はそんなことも考えていたが良く言われる当たり障りの無いことを口にしていた。

神裂『それも錬金術師のイメージですが錬金術師の本質は何かを創ることより、創ることから導き出され、実証される『知』にあります』

神裂『科学の側で言う『公式』や『定理』と言ったらよいでしょうか』

神裂『錬金術師の目的はその『公式』、『定理』を調べる事、さらには』

神裂『世界の全てを、頭の中でシミュレートする事』

美琴はまるで超能力の発現の理論を言われている気がして、まさかと思いつつも、

美琴『そうしたシミュレートの結果を現実世界に具現化できるってこと?』

神裂『それが錬金術師の究極の目的でしょう』

美琴はそれでは片手落ちではないかという思いが頭をかすめる。

魔術世界で認識されている世界。自分が見ている範囲での世界。

風が吹けば桶屋が儲かる的に一つの現象を元に次に起きる現象を予測できる人は存在する。空を見て、風を読み、空気を体感して明日の天気を正確に予測する者。

様々な情報をもとに直感的に導きだされた答え。

科学側の教育を受けた美琴にしてみれば魔術世界の認識だけでは何かが足らないと思う。

例えば人は見たい現実だけを見てしまうが現実は違うと言うような。

神の教えだからと星々が地球を中心に回っていると信じても、現実は地球も太陽を中心に回っている星にすぎない。

間違えた認識を現実世界に投影したら世界は歪んでしまわないか?




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