過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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688:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage saga]
2012/08/08(水) 19:00:11.59 ID:T+OjtHRAO


どのような術式を使ったか分からない。

ビル自体も要塞化されていたが施術鎧により多少の不利は無視できる。

任務に支障ない。任務は成し遂げなければならない。

彼等は二人一組に別れ、錬金術師の探索に回った。

そして『パーシヴァル』と『ガウェイン』が北棟の4階まで進んだとき。

先頭を進んでいた『ガウェイン』が角を曲がろうとしたとき。

『ガウェイン』が吹き飛び、壁に跳ね返され鞠のように弾み床に転がった。

施術鎧を着用していても今のは只ですまない。

『ガウェイン』は身動き一つ取らず、間接を曲がらない方向に曲げ床に倒れている。

『パーシヴァル』は咄嗟に飛び出して天弓から矢を放ったが今の始末である。

どのような術式か検討する余裕はなかった。そのようなことをしていれば『ガウェイン』と同じ目に遭う。

考えている暇はない。

『パーシヴァル』は経験に裏打ちされた行動を取る。

数本の矢を手に取ると天弓につがえ連続して放つ。

最初の矢と同じ結果に終わろうとも構わない。

剣を抜き放ち錬金術師に迫る。

錬金術師が術を行使して矢を打ち落とす間に切り捨てる。

自信があった。彼の経験からすれば。

「『光矢は我を避け、施術鎧の防御力を超える打撃を5つ』」

矢が錬金術師を避けていく。

そして5つの打撃。




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