過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国)
[sage saga]
2012/08/10(金) 17:29:36.71 ID:UoyDVrWAO
美琴達は南棟の10階まで探索を進めていた。
この階にはある部屋に一人だけしかいない。10階に辿り着いた際に確認していた。
その部屋の入り口、開き扉を美琴は勢い良く開ける。インデックスを期待してだったが違った。
そこには巫女さんがいた。
緋袴の正統巫女装束。腰まである長い黒髪。喜怒哀楽に乏しい表情、突然扉が開いたのに驚きもしていない。
清廉、神聖な雰囲気が良く似合う上条と同年齢と思わしき少女。
その巫女装束の少女は落ち着き払ってお茶を飲んでいた。
美琴は予想してなかった巫女さんの姿に動揺しつつ、
美琴「え、ええとアナタは一体?」
初めて気づいたように巫女さんは美琴を向くと、
「私?私。魔法使い」
美琴「はっ?巫女さんで魔法使い???」
魔法使いと名乗る巫女さんは首を振りつつ
「巫女さんではない」
そうは言ってもその巫女装束は何?と美琴が思っていると、
「これは三沢塾の人に着せられただけ」
「他に着る服もないので今も着てる」
美琴は電話の相手に言われた三沢塾に囚われた者の名を思い出す。
美琴「あなた『吸血殺し〈ディープブラッド〉』?」
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