過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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873: ◆evJdM4Cpzc[sage saga]
2012/09/27(木) 22:07:47.25 ID:n4L+M+6AO


指定時刻より早い時間。まだ20分ほどは時間を余すだろうか。

一方通行は指定された場所に黒い人影を見る。

見慣れたと言って良いのか1万回も実験を繰り返した妹達〈シスターズ〉と同じ顔。が、眼差しが違う、強い意志を秘めた瞳。

そして常盤台の制服ではなく、夏もこれからという炎天下に黒いコート。

一方通行はさほど暑さを苦にすることはない。

紫外線や地表からの輻射熱を反射でシャットアウトしているからだ。と言っても空気中の熱、全てを反射するわけにもいかない。

そこまですると体表面に感じられる外気温は絶対零度と等しくなってしまう。

同じことは重力にも言える。やろうと思えば出来るであろうがその場合、地球の重力圏を離脱してしまうことになる。

学園都市最強の超能力者と呼ばれても素体は人間。人間が生きていられる環境でなければ生きてはいられない。

一方通行の反射はそれらを無害か有害のフィルターを通し、特に問題ない限り演算を自動設定で処理している。

そんなわけで一方通行も暑いという感覚は分かる。

おそらく裏技を使っていると睨む。第三位は当然、妹達〈シスターズ〉と同じ発電能力者。

体内電流で体温調節をしているか、外気を電気分解して冷房効果を得ているのか。




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