過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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914: ◆evJdM4Cpzc[saga]
2012/10/09(火) 19:49:28.18 ID:SR2UAJ1AO


一方通行の踏み込む足が、背後に爆発を起こさせた。瓦礫が砕け飛び散る。

足にかかる運動量のベクトルを操作。火薬の炸裂で飛ぶ砲弾のように一方通行が美琴に向け、駆ける。

瓦礫や鉄骨を飛ばしても美琴の能力で防がれたのは見たとおり。

一方通行は接近戦を選択。防御障壁を張ってあっても一方通行の反射の前には無意味。

あらゆる力は一方通行の体表面上の反射膜で反射される。

手を伸ばせば防御障壁は意味をなさず、突き抜ける。

触ってしまえば血流であろうが体内電流であろうが弄ることができる。

接近戦と言うと能力が効かない無能力者を思い出すが、あんな規格外な右手が幾つもあるはずがない。

一方通行は目の前に迫る美琴に右手を振り下ろす。

一方通行の前から美琴の姿が消える。回避と同時に電撃。

死角からの攻撃。一方通行の視界外からなら通じると思ったのなら意味を為さない。

もしくは一時的な足止めを狙ったものか。

一方通行は意に介さず美琴の姿を目で追う。

あさっての方向へと反射される電撃。

美琴は瞬時にしては身体能力を超えた距離まで遠く離れていた。

一方通行は方向を変え、地を蹴る。

あと少し、間際のところで美琴の姿が再び消える。

一方通行に愉快そうなひねくれた笑顔が浮かぶ。




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