過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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943: ◆evJdM4Cpzc[saga]
2012/10/12(金) 21:50:56.65 ID:a3dfU3tAO


飛んで来る鉄骨を軽く叩き落とした翼。

身を守る絹旗のような防御能力もない浜面では一撃で、垣根が言うように痛みを感じる暇もなく楽に死ねるだろう。

浜面(この半月でlevel5の上位4人をコンプリートかよ……アレを使うにしてもこの状態じゃ、使えたとして絹旗達がいると。クソッどうする?)

フレンダを抱えたまま、あの翼から逃れられるか自問する。

渡された手のひらに感じる物で情勢を変える時間を作らなければならない。

狙撃が邪魔をして絹旗は前に出れない。

垣根「て、ことで終いにしようか、その女放しとかねえと今度こそ死んじまうぞ?」

フレンダを放す猶予をくれるのか、翼がゆっくりと腕のように振りかぶっていく。

一撃必死。

フレンダを抱えたまま後ずさる。

ピンが抜かれ浜面はレバーを握る。

その浜面の横を通り過ぎる人影。

浜面の背後に控えていた滝壺がここに来て浜面の前面に出る。

浜面「って、滝壺?」

訝しく問う、浜面に、

滝壺「大丈夫。私は大能力者だから。無能力者のはまづらを、きっと守ってみせる」

滝壺の手にはシャープペンの替え芯のようなケースが握られていた。




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