過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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974: ◆evJdM4Cpzc[saga]
2012/10/18(木) 15:44:38.82 ID:SlO88tMAO


チリィイィィン!フィイィィイィイィイィィイィィイィィイィィイン!チリィイィィン!フィイィィイィイィイィィイィィイィィイィィイン!

ところが、スピーカーが壊れても音が途切れない。

垣根「???」

浜面「そいつはダミーだ。それを壊しても止まらねえよ、冷静に考えればわかるんだがな」

浜面が言い放つ。

垣根「ぐぅ……この野郎……ぶっぶち…殺」

キャパシティダウンの本体は現場事務所のなか、浜面達が一旦隠れた備品置き場に設置されている。

入り口を破ったのも実は音を良く通すため、ただ音が流れる場所を見極められたら直ぐに見つかってしまう。

キャパシティダウンが効力を発揮するまでに壊されては堪らない。

工夫を凝らしダミーとしてスピーカーからも流れるように接続してあった。

全ては無能力者狩り対策のため。

浜面達は1年前にキャパシティダウンを手に入れていた。

テレスティーナ=木原=ライフラインからビッグスパイダーと同様に直接提供されたのではない。

第10学区から各学区へ勢力を広めようとしたビッグスパイダーは第7学区の凶悪なスキルアウトにキャパシティダウンを提供していた。

まだ勢力が小さかった浜面達のスキルアウトはそのあまりにも無法だったスキルアウトと抗争。

そのスキルアウトは浜面達に手を焼き、能力者に手を出す暇もなく、キャパシティダウンを保有していることが表にでることはなかった。

結果、浜面達のスキルアウトが勝利。キャパシティダウンを手に入れることになった。

ビッグスパイダーの件でキャパシティダウンが問題になり治安当局が押収に乗り出すことになるが、知られずに保有されていたキャパシティダウンのため浜面達のスキルアウトまで追及の手は伸びず、浜面達はこの一年隠し持っていた。

そうして無能力者狩りが起こり、対隔壁用ショットガンと同じく、切り札としてここに設置しておいたのだ。




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