過去ログ - ハルヒ「…古泉くん」 古泉「……」
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70:三度目の正直 ◆R5ELseajhM[saga]
2012/04/18(水) 18:18:59.64 ID:E9QknB6O0
夕食後

prrrrr…prrrrrr

キョン「…長門?」pi

キョン「もしもし?長門か?」

長門『そう』

キョン「どうした?何か分かったのか?」

長門『それもある。それに加え、貴方と情報の交換をしておく必要があったため連絡した』

キョン「俺の方は大した収穫はなかったが…まず、長門の方の調査結果が知りたい」

長門『分かった。まず、朝比奈みくるについて』

キョン「朝比奈さん?何かあったのか?特に何の処罰も受けてなかったはずだが?」

長門『彼女は今日学校を休んだ。理由は親戚の用事』

キョン「…朝比奈さんに親戚がいるわけねーよな…」

長門『そう。実際は、もうこの時間平面上に存在していない』

キョン「…未来に行ったのか」

長門『その公算は大きい。でも、必ずしもそうとは言えない』

キョン「…どういうことだ?」

長門『貴方が言う未来は恐らく`この世界の時間軸上に存在する世界’であると思われる』

キョン「…まあ、そうだな」

長門『その解釈では、貴方の推測が正しいとは言い切れない。未来は複数存在しているから』

キョン「…俺の行動次第で、未来が変わるってか?」

長門『そう。貴方はこの世界における乱数要素。貴方の行動はこの世界に重大な変化をもたらす』

長門『だが、朝比奈みくるからすれば未来はすでに規定事項。今現在から未来へと続く歴史は一つしか存在しえない』

キョン「…朝比奈さんたちの未来へつながるように俺が時間軸を持っていけば、朝比奈さんは未来に行ったってことになるんだな」

長門『その解釈は正しい。今回の事件は未来におけるかなり重要な不確定要素…間違えれば修正の余地はない』

キョン「おいおいマジかよ…」

長門『えらくマジ』

キョン「……ところで長門、もし…俺が朝比奈さんの未来へ続く時間軸を選択できなかったら…朝比奈さんの未来はどうなっちまうんだ?」

長門『少なくともこちらからの観測は不可能になる。…だが、存在が無くなるわけではない』

キョン「どういうことだ?」

長門『簡単。朝比奈みくるの未来が我々にとって異世界化するだけ』

キョン「異世界化…?」

長門『通俗的に言えば、もしもの世界。そのどちらにも優位性はなく対等な関係。正しい、間違いの基準がない』

キョン「…つまり、自分のいる世界が正しいとしか認識できないってことか?」

長門『一般的には。だが、それを覆すことができる存在がある。それが…』

キョン「…異世界人か」


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