過去ログ - 式「誰だ、オマエ」  太子「聖徳太子です」
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123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県)[saga]
2012/02/22(水) 19:00:51.06 ID:wprIEmnQ0
志貴「ふう、ここまで来れば大丈夫だろう。二人には悪いけどあの場は逃げるしかなかったもんな。
   さて、まずは式さんを探さないと」

シエル「なるほど。逃げた、ということはやぱり彼女とはそういう関係なのですね」

志貴「まあ、端から見ればそういうことに見えちゃうのかな、ってなんで先輩がここに!?」

アルク「ふーん。私達を放っておいてあの女を探すんだ。志貴ってば、私がいるのにやっぱり他の女に手を出してたんだ」

志貴「なっ、アルクェイドまで。いや待て二人とも。落ち着け。それは誤解だ。
   確かに逃げたのは事実だけど彼女とは何もないんだ。本当なんだ、信じてくれ」

二人から逃げたことが裏目に出た。そもそも普通の人間がこの二人から逃げられるはずがなかった。
それにどうやら要らぬ誤解を招いてしまったらしい。こちらの話も聞かずじりじりと詰め寄ってくる二人。
徐々に後ろに追い詰められる。ついに背中が壁にあたり、これ以上下がることができなくなってしまった。
獲物を構えて佇むアルクェイドと先輩。二人とも表情は無い。

アルク「ねぇシキ、何か言ってよ」

アルクェイドは言った。遺言を聞いてあげる、と。

志貴「誤解だ・・・本当なんだ・・・信じて、くれ―――」

俺は二人にではなく、今襲いかかってくるであろう死そのものに言ったのだろう。
二人は微笑う。

――「私は、アナタを殺したい」――

二人の声が聞こえる。死刑執行の大鎌が天高く振りかざされた。
ああ、終わった。サヨウナラ、俺。



式「なにやってんだ。昼飯食べるんじゃなかったのか」

アルク・シエル「っ!?」

大鎌が振り下ろされる寸前、二人の背後に突如現れた両儀さん。助かった。ナイスタイミングだ。
二人ともすぐ背後に立つ両儀さんに気付けなかったことに驚いている。

志貴「そうだ!今から昼食を食べに行くんだった!アルクェイド、先輩、悪いけど先約があるから今日はこれで」

そんな約束はしていないが、急いでこの場を離れる必要がある。
二人が驚いている間に両儀さんと、近くで打ちひしがれていた太子さんの手を取って急いでその場を後にした。


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