過去ログ - 式「誰だ、オマエ」  太子「聖徳太子です」
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126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県)[saga]
2012/02/22(水) 19:57:43.24 ID:wprIEmnQ0
見ほれるほど優雅な動きでメニューを置く二人。その顔は依然として笑みが貼りついている。

アルク「ねえ貴女、琥珀の料理おいしかった?」

式「ん?まあ悪くはなかったな。美味かったんじゃないのか」

シエル「なるほど。つまりこの方も一緒に遠野君の家で朝食を食べた、ということですか。
    両儀さん、一つ伺います。貴女と遠野君はどのような関係なのですか?」

式「オレと志貴は何でもないよ。ただ一つ屋根の下で暮らすことになっただけ」

志貴「ぶっ!?ちょ、ちょっと待ってし「へー、そうなんだ。ねえ志貴、本当なの?」

シエル「どうやら幻聴が聞こえたみたいですね。遠野君、今この方はなんと言ったのですか?」

式「なんだよ、事実を言ったまでだ。なあ?志貴」

何故こちらに意見を求めるのか。あと二人ともその笑顔はやめてください。
確かに一つ屋根の下で暮らしたことは事実だが、たった一日。昨日だけだ。それにやましい事は何もしていない。
両儀さんはアルクェイドを事を気にいらないのか、わざと棘のある返事をしている。
その棘が刺さるのは俺のほうです。後隣の先輩にも飛び火してます。
このままだと火傷どころか八つ裂きになった後串刺しにされてローストされてしまう。

志貴「待て、落ち着け。二人とも、落ち着け。冷静に。冷静に話し合おう。
   これにはいろいろと複雑な理由がありまし――てっ!?」

突然体が動かなくなった。どうやら二人から魔眼をかけられたらしく、顔を二人から逸らすことができなくなった。
顔の向きだけが固定されただけで表情と声は自由に動かせるようにしているところが恐ろしい。
自分は一体今どんな表情をしているのだろうか。二人は笑顔でこちらを見たまま微動だにしない。
両儀さんはそのことに興味が無いようで別の方向を向いている。
太子さんに至ってはよだれをたらしながらメニューを凝視している。
状況を整理しよう。目の前には攻撃態勢の無敵艦隊が二つ。対するこちらは孤立無援、残存兵力はゼロに等しい。


誰でもいい、誰か助けてください。




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