過去ログ - 式「誰だ、オマエ」  太子「聖徳太子です」
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135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県)[saga]
2012/02/29(水) 00:19:36.07 ID:BwYjqQEL0
式「狂人の戯言につきあってられるか。話すことがないのならもう切るぞ」

通話機にある唯一のボタンを押す。ピ、と電子音が鳴っただけで何の変化もない。
何度押しても音が鳴るだけで通話は続いている。

式「どうなっている。なんで切れないんだ?」

橙子「ぐっ、また流れてきた。おい、それを無闇に押すなと言っただろうが。止めろ、頭が割れる!私を殺す気か!」

電話の向こうで急に叫びだす橙子。通話越しでも聞こえるくらいに息が荒い。
今コイツはボタンを押すなと言ったといっているが、ボタンを押すなとは一度も聞いていない。
それ以前にボタンについてコイツは何も言っていない。まさかとは思ったが、本当におかしくなっているのか。
しばらくうめき声のようなものだけが聞こえ続けた。

式「もしもし、生きてるか。死んだなら切るぞ」

橙子「・・・・・ああ、そうか。これか。いいか、跳躍の際には『』であるオマエ自身が必要になる。
   そいつに任せろ。伝えた情報はこれで全部だな。切るぞ」

消え入りそうな声で何かをつぶやいた後、電話は切れた。アイツはいったい何がしたいのか。
画面は暗転していてボタンを押しても何の反応もない。もしかしてこの電話は向こうから一方的に受け取るだけなのか。

式「なんだったんだよ今のは。トウコのヤツ、ついに壊れたか?」

通話ができないのならばコレに用はない。さっさと仕舞っておこう。
そういえばさっきから後ろでコソコソしている馬鹿共は一体何をしているのか。



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