過去ログ - 式「誰だ、オマエ」 太子「聖徳太子です」
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(大分県)
[saga]
2012/03/05(月) 22:53:15.32 ID:+VP+UthX0
翡翠「お帰りなさいませ」
志貴「ただいま翡翠。いつもご苦労様」
翡翠「いえ、志貴さまを出迎えるのも私の仕事ですので」
屋敷に戻るといつものように翡翠が出迎えてくれた。いつも待たなくていいといっているのに、毎回律儀に待ってくれている。
帰るのが遅くなっても出迎えてくれる人がいるのは嬉しいが、待っている方はこたえるだろう。
志貴「いつ帰ってくるかわからない奴を待ってるのはつらいだろ。迷惑かけて悪いな」
翡翠「志貴さま。私は志貴さまの使用人です。そのようなお気遣いをしていただく必要はありません。
それに、志貴さまをお待ちするのは私が勝手にやっていることですので、どうかこのまま続けさせてください」
む。そういわれるとこちらもツライ。翡翠を待たせたくないが、勝手にやっている、といわれると何もいえなくなる。
翡翠も変なところで頑固だから、この分だと何を言っても聞かないだろう。だとするならばこちらが妥協するしかないか。
志貴「わかった。それじゃ今度から帰るとき、出来るだけ連絡するようにするから、その時は頼む。
その代わり、今までみたいに帰ってくるまでずっと待ち続けるのはやめること。それでいいか」
翡翠「私に連絡、ですか」
志貴「そう、連絡。伝えるのは電話でいいかな?あ、でも俺も翡翠も携帯電話持ってなかったな。どうしよう」
どうしたものか考えてみるが、なかなかいい案が浮かばない。ふと目を上げると俺の言葉を聞いて笑っている翡翠。
翡翠は表情が乏しいが、確かにあの顔は笑っている。今笑われるようなおかしい事言ったか?
翡翠「わかりました。口頭で結構ですので、志貴さまが連絡を入れて頂いたときは待たせていただきます。
その代わり、出来るだけ連絡をしていただけると嬉しいです」
志貴「わかってくれたか。ありがとう」
わかってくれたようで何よりだ。
翡翠の負担を減らす為にも携帯電話が欲しいところだが、遠野家の財布の紐を握っている赤い悪魔が許してくれるだろうか。
うん、無理だな。なら出かける時には翡翠に一言声をかけておかなければ。
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