過去ログ - 式「誰だ、オマエ」 太子「聖徳太子です」
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(大分県)
[saga]
2012/03/26(月) 22:08:14.66 ID:1mjbMqar0
食堂に向かう途中、辺りにはなにやら食指を動かされる香りが漂っている。
香りの出ている元を辿っていくといつの間にか厨房にたどり着いていた。
せっかくここまで来たんだ。こんなものを嗅がされては厨房に立ち寄るという誘惑に勝てそうに無い。
アルクェイドのエプロン姿を見るのも悪くないし、あわよくばつまみ食いくらいはできるかもしれない。
アルク「あ、志貴。料理もうちょっとでできるから、それまで待っててね」
翡翠「志貴さま。申し訳ありません。まだ料理の方が全て完成しておりませんので、もうしばらくお待ちください」
厨房の扉を開くと、慌しく動いているアルクェイドと翡翠の姿があった。
二人ともひと時も休むことなく動いている。
翡翠「アルクェイド様、その料理はこちらの皿をお使いください。こちらの方が見栄えがよくなります」
アルク「はーい、了解。たしかにそっちの方が綺麗に見えるわね」
どうやら料理は殆ど完成し、残る作業は盛り付けだけとなっているらしい。翡翠が皿を出してアルクェイドがそこに料理を盛る。
料理が盛られた皿をケージに載せ食堂に運ぶ準備をする、という流れが出来ている。
働いている二人をただ眺めるだけ、というのも少々居心地が悪い。
志貴「何か手伝うことあるかな」
アルク「ううん。全部私達がやるから、志貴は先に食堂に行ってて。それともそこで座って見てる?」
志貴「そうだな、じゃあお言葉に甘えてここで見させてもらうことにする」
手を貸してやりたいところだが、下手に手を出したら邪魔になるか。
でもこの二人が一緒に行動するという事は珍しく、料理を作っている姿もまた珍しい。
さすがに三人もいると少し狭いが、言われた通り二人の姿を見させてもらう事にしよう。
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