過去ログ - 式「誰だ、オマエ」  太子「聖徳太子です」
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:52:24.05 ID:rRxX2M8l0
幹也「3年前と同じ、だね。なら大丈夫。」

違う。あの時とは違う。アイツは、幹也ははっきりと私の目を見ている。恐怖や畏怖の感情は、無い。あるのは

幹也「僕が君の代わりに背負っていく」

幹也「僕たちは同じ場所に居られるよ」

氷が解けて、視界が曇っていく。手に持つナイフもよく見えない。

式「オレといると死ぬかもしれない」

幹也「わかってる」

式「私を、許さないでくれる」

幹也「ああ」

式「おまえは、莫迦だ・・・」

幹也「うん、よく言われる」



どれくらいの時間が流れたのか、空は今にも泣き出しそうになっている。
冷たい雨に打たれ、互いの息だけが熱かったあの夜。寒さに凍えていたあの時とは違う。
私たちは互いの温もりを感じながら

太子「ひ、人殺しの現場に出会ったー!し、聖徳太子として人殺しは見過ごせない。
それに助ければ明日の新聞の一面に載るかも。見出しは"超絶美男子聖徳太子、悪党妹子を倒す!"
民衆は拍手喝采でファンクラブまでできちゃうかも。いやーもてすぎるって怖いなぁ。
よし、そうと決まれば。ウオォー!食らえ!飛鳥文化アタッぶはっ」ガンガガガン ベチャ

・・・いきなり現れたジャージ男はワケのわからない言葉を叫び、再び視界から姿を消した。


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