過去ログ - 式「誰だ、オマエ」 太子「聖徳太子です」
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(大分県)
[sage saga]
2012/01/15(日) 22:28:31.98 ID:XuXAOnwx0
式「なるほど。で、どうするんだ。人気の無いところで消すのか」
橙子「いや、いまさら消したところで意味が無い。もうコイツはこの世界に在ってしまったのだから」
世界は密閉されたグラスのようなものだという。歴史が水でグラスが世界。余分なモノが入る隙間は無い。
水は絶えずに増加しているが、その増加にあわせてグラスも大きくなっている。ではその中に異物が入ればどうか?
密閉されているため異物は外に出ることはできない。増えた体積の分だけグラスが増加することもない。
余分な圧力に耐えられなくなったグラスはいずれ限界を迎える。
それだけでなく、水は異物により汚れてしまう。異物と混ざり合った水は、以前とは全く別のものに変化する。
結果、例えグラスが割れなくとも中身は変わって全く別の存在になる。
式「なら、もう手遅れじゃないか。異物は入ってしまった。例え元の容器に移したところで変わった水は戻らないだろ」
橙子「概ね正しい、が少し違うな。元々世界は相容れないものだ。乱暴な言い方だが、磁石の逆の性質と考えてくれればいい。
違う世界は反発し合い、同じ世界は引き寄せあう。
異物を元のところに戻すことで混ざり合った異物は全て元の世界に戻ろうとする。
異物がなくなればこの世界に及ぼされた影響も修正される、というわけだ」
要するにコレを元の世界に戻せばいいってことか。嫌な予感しかしない。この状況で案内役といったら
式「こんなやつと一緒に行くなんて、オレはごめんだ。お前が行けばいいだろ。」
橙子「残念ながら私は道を開くので精一杯でね。道案内はお前に任せた。と言うよりお前にしかできない」
車が停まる。町を見渡せる小さな上り坂だ。橙子はなにやら準備を始めている。
幹也と何度か通った道。この道に思い入れは無いはずだが、何故か鮮明に覚えている。
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